こんにちは!統合失調症iイラストレーターのNON(@non_artoffice)です。
わたしは8年前に統合失調症になりました。
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Contents
統合失調症になったわたしの、発症から回復までの記録を公開【前編】
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統合失調症になったわたしの、発症から回復までの記録を公開【後編】
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この記事を読む人
統合失調症になった友人がいる
接し方がわからなくなった
そんな方に向けての記事になります。
わたしの、統合失調症が良くなった経験をもとに、今も仲良くしてくれている友人がしてくれた接し方を書いていきます。
本人と病気を分けて考える
1番初めに頭に入れて欲しいのが、統合失調症の当事者であるわたしは、病気によって障害されている部分と正常な心を病気と言われた時から併せ持っていました。
ですが、周りの友人から見ると、統合失調症になった=わたし自身が全て病んでいるように見えていたはずです。
ほんの一部、病気なだけなのに、別人と接するような、よそよそしい態度は、しょうがないのかもしれませんが、正直凹みます。
特に、回復期は薬のせいで少し表情に違和感があったり、震えがあったりするかもしれませんが、ほぼ正常です。
ですが、正常と言っても、病気や薬によって、上手く喋れないことから、話を聞いていないと勘違いされたり、記憶力の低下から、話がうまく噛み合わないこともあります。
なので、最初に伝えておきたい大切なことは、統合失調症の本人の正常な部分と病気の部分をしっかりわけてもらえると、本人も安心して、その場に入れる空気ができると思ってます。
ただその場に居させてくれるだけでいい
正直、回復期は動きがスローになったり、上手く話に入れなかったりと、黙り込んでしまうことがよくあります。
だからと言って気を使って会話に混ぜようとするのはオススメしません。
何故なら、上手く話が入ってこないので、会話に入っても、焦るか、黙り込んでしまって空気を壊してしまい、それをわかっているので、落ち込んでしまうからです。
友人と会ったら、それだけで嬉しいです。
無理に会話に入れてくれなくても、黙って話は聞いているので、大丈夫です。
ただその場に一緒に居れたことが嬉しいし、自分の中では大きな1歩なんです。
「薬飲んだ?」はとても助かる
わたしは、もともと友人の皆を引っ張るよりは、引っ張ってもらうようなタイプだったからかもしれませんが、誰と遊んでも、みんな「NONちゃん薬の時間やで」と声をかけてくれました。
実際、記憶力の低下から忘れっぽくなっていることもあって、とても助かったし、同時に皆が気にかけてくれたことも嬉しかったです。
ですので、普段と変わらずに接しながらも、劣っているところのサポートをしてくれた友人にはとても感謝しているし、今でも仲良くしてくれていることに、心から幸せを感じます。
最後に
今回はわたしが統合失調症になった時の友人の接し方についてまとめました。
「いつも通りでいい」というのが結論なのですが、できれば、劣っているところはサポートしてもらえると有り難いです。
統合失調症から8年経った今、わたしは、友達と普通に会話ができるし、空気も読んで喋れます。今統合失調症、真っ最中の友人も必ず今まで通りの友人に戻っていかれる時がきます。
そのためにも、今はあなたのサポートが必要なんです。
正直、統合失調症の人と付き合うのは面倒と思うことがあってもおかしくないと思ってます。ですが、わたしの友人は、誰1人わたしと疎遠になった人はいません。
わたしからすると、本当に良い友達を持ったなということだけではなく、家族と友達がいたからこそ乗り越えれたと思っています。
わたしの経験や心情が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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