こんにちは!NONです。
わたしは8年前に統合失調症になりました。
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統合失調症になったわたしの、発症から回復までの記録を公開【前編】
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はじめに、統合失調症の明らかな原因はわかっていません。
しかし、徐々にですが、統合失調症がどのように起こるのか解明されつつあります。
ですので、今回は3つの仮説をもとに、わたし自身はどうだったかを検証していきたいと思います。
この記事を読む人
統合失調症の原因が知りたい
統合失調症の理解を深めたい
【仮説1】ドーパミン過剰
まず、脳の代表的な脳内神経伝達物質についてお話しします。
ドーパミン
感情の動きや、認知機能に深い関わりを持っている
アセチルコリン
知的活動、特に記憶と大きな関わりを持っている。
アルツハイマーの人は脳内のアセチルコリンが低下している
ノルアドレナリン
感情、特に不安や恐れと関わりを持つとされている
セロトニン
この神経伝達物質が低下すると感情、食欲、性欲、睡眠などに変調が現れる
ギャバ
不安と関わりがあると考えられている
陽性症状はこの、ドーパミンの過剰によって幻聴、幻覚などが誘発されるのではないかと考えられています。
わたし自身、3日間ほど興奮した状態が続いていました。
感情は陽気で、とても楽しい感じで、眠れませんでした。
【仮説2】脳の形態の変化
統合失調症の人の一部には、脳室の拡大、側面内側の縮小、細胞構築n変化など、脳の形態的変化が見られるらしいです。
実は、あまり関係ないのかもしれませんが、統合失調症の薬のせいなのか、脳がギューとなる感覚があったのを覚えています。
とても頻繁に起こっていたのですが、薬のせいかも知れません。
いずれにせよ、今はその感覚は全く起きません。
【仮説3】ストレス脆弱性
胎児期に母体が感染病にかかったり、栄養障害などがあった場合や遺伝的要素を持ってる人では、ストレスに対する脳の過剰反応が起こる(ストレス脆弱性)らしいです。
統合失調症になった事の1番の疑問がこれで、わたしは、ストレスは当時ほとんど感じてませんでした。
全く無かったかというと、そんなことはないのですが、このストレスが原因なら、もっと起きるタイミングは別であったような気持ちです。
病院でも、「ストレスのコップが人よりも小さく、溢れやすい」と言われたのですが、ストレスについては正直疑問です。
原因より病気を受け入れることが大切
今回ご紹介した原因は、今言われている仮説に過ぎません。
ですが、経験した上で、ドーパミンの過剰と、脳の変形はなんとなく頷けます。
ストレスが1番よく言われてますが、わたしの場合は先ほどもお伝えした通り、ストレスはあまり感じず、人生においても順調に行っている時でした。
原因は、解明されていない中で、わたしが大切だと思うことは、統合失調症の原因も気になるところですが、結果として統合失調症になった現実を受け止め、どう付き合っていくかを考えることだと思っています。
回復期に入ってすぐは、副作用で色んな事が不便に感じられますが、慣れてくるのも事実です。
焦らずに、自分が出来ることを見つけてみましょう。
統合失調症になって思うことは、統合失調症なわたしは、ほんの一部に過ぎないということです。
だから病気のせいにして、意欲的に慣れなかったり、自分はもう、ダメなんだと思うのは、とても、もったいないです。
わたし自身、自分の良いところを、積極的に見つけていくことで、
「自分はこんなこともできる」
「あんなこともできる」
と自信を持つことができるようになりました。
「ゆっくり、のんびり、自分のペース」が大切です。
原因は何にせよ、わたしは自分が統合失調症になったことは「不便」ではありますが、「不幸」ではないと確信しています。
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