— 心のバランスを思い出す—
気づけば、わたしたちは「がんばる自分」と「ゆるみたい自分」のあいだで、振り子のように揺れています。
もっとできるはず。
ちゃんとしなきゃ。
誰かの期待に応えたい。
そんな がんばり屋の心 と、
ほんとは少し休みたい。
落ち着きたい。
深呼吸したい。
そんな 本音の心 が、
同じ胸の中で静かに混ざり合っています。
イラストの女の子は
ボールを落とさないように、必死ではなく、
ふんわりと “ちょうどよく” 受け止めています。
完璧じゃないやり方で、でもやさしい表情のまま。
そして空からやってくる青い小鳥たち。
くちばしに四つ葉をくわえて、
こう伝えています。
「無理しなくていいよ」
「あなたがあなたでいるだけで大丈夫」
「焦らずに、今できることだけをしよう」
心のバランスが崩れるとき、
私たちは“どれかひとつだけ”になろうとする。
強い自分だけ。やさしい自分だけ。明るい自分だけ。
でも本当は、どの気持ちも、まるごとあなたの大切な一部なんです。
否定しなくていい。押し込めなくていい。
空を飛ぶ鳥がボールの間を自由に行き来できるように、あなたの心も本来は、もっとのびやかで軽やかです。
深呼吸をひとつ。
胸の奥にある「本当の声」をそっと撫でるように聴いてみてください。
がんばりたい気持ちがあるね
少し疲れてる感じもあるね
どちらも、あなたを守りたいだけなんだね
そうやって受け止めてあげると、
固くなっていた心の糸がふわりとほどけ、
“ちょうどよいバランス”がゆっくりと戻ってきます。
今日、あなたの心に必要なのは
「完璧な答え」じゃない。
ただ、
今のあなたをそのまま抱きしめてあげること。
それだけで、心は自然に整っていきます。
青い小鳥も、色とりどりの気持ちたちも、
みんなこう言っています。
「あなたは大丈夫。あなたのリズムで進んでいいんだよ。」




