この作品は、“心の中心に還ってくる瞬間” を描いたものです。
丸い円は、あなたが見ている世界そのもの。
そこには、喜びも涙も、過去に感じた痛みも、
虹のような希望も、すべてあなた自身の心の内側から生まれた景色として存在しています。
中央に立つ少女は、あなたの心をそのまま抱きしめる役目を象徴しています。
両手に抱いている二つのハートは、
「素直な気持ち」と「傷ついた気持ち」。
どちらも、長いあいだ心の奥で
「気づいてほしい」「受け入れてほしい」
と願っていたあなた自身の一部です。
それらを包み込む大きな腕は、
外側の誰かではなく、
“本来のあなた” からの抱擁。
批判も否定もなく、
ただ「全部あなたでいい」と伝える
深い自己受容の象徴です。
背景の色彩の混ざりあいは、
感情が統合されていくプロセスを表し、
雨と虹が並ぶ空は、
「どんな感情も、世界を構成するひとつの光」ということを示しています。
“自分の世界に他人は存在しない”
というのは、
誰もがあなたの心を映し出す鏡であり、
あなたが感じている現実は
すべて内側から生まれているということ。
心の中心に還るとは、
外側に答えを探すのではなく、
自分の中のすべての気持ちを抱きしめ直すこと。
その瞬間、
あなたの世界は静かにやさしさで満たされ、
ほんとうの意味で自由が始まります。



