この絵は“まだ目をひらいていない自分” を象徴しています。
外の世界は明るくて、
青い空はもう続いているのに、
心のどこかはまだ暗闇の中に横たわったまま。
その暗い部分は、
ネガティブでも弱さでもなく、
長く触れられてこなかった気持ちの領域。
ここには、
「もう一度感じたい本音」
「ずっと言えなかった言葉」
「押し込めたままの願い」
が静かに眠っている。
髪に混ざる色は、
まだ目覚めていない感情がゆっくり動き始めているサイン。
黒い影の部分は“過去の傷み”ではなく、
癒しが始まる直前に現れる内なる静寂 を表しています。
この子は横たわりながら、
ほんの少し上を向いてます。
その姿勢は、
「もうそろそろ、自分を生きてもいいよ」
と体が自然に言いはじめた合図。
この絵は、
“目をひらく前のほんの一瞬” を切り取った時間です。
なにかが終わって、
なにかが始まる。
その境界にいるあなたに、
絵は静かに寄り添っています。
脳みそと心、似たもの2つも持っているとたまに疲れちゃうよね。



